そのアンカーを使って、がっちりボートを留める技能について述べます。
ただし、どんなアンカーを使っても、底質や風の強さによっては外れることがあります。念のため申し添えます。
ボートでのワカサギ釣りについて、誘いのかけ方などは、ネットなどで学習できます。
一方、アンカーとその使い方は、情報がほとんどありません。自分で試行錯誤するしかない状態です。
だから、釣り場でボートが流されて、釣りどころではない人たちを多く見ます。
かつて、私もそうでした。
ちょっとくらい風が強くても、ボートをしっかり留めて、快適に釣りましょう。
アンカリングの手順を図示します。(なんて下手な図)
①釣りたいポイントの風上に、一つ目のアンカーを入れます。
②ボートを風下にバックさせていきます。
ロープをどんどん出していきます。
ロープをボートに仮結びして、エレキで軽く(ロースピード)アンカーを引きます。アンカーの爪が底に刺さります。
③釣りたいポイントの風下に、2個目のアンカーを入れます。
後ろアンカーのロープをたるませて、前アンカーのロープをゆっくり引いて、釣りたいポイントに入ります。
④前後のロープを張ります。図のように、ロープが「ハ」の字になるように。
その際、後アンカーを引っ張って、アンカーの爪が底に刺さるようにします。
※前後とも、ボートからアンカーまでの距離が長いほど、アンカーはしっかり掛かります。
※できるだけアンカーは2個掛けるべきですが、混雑などでやむなくアンカー1個で釣らなければならないときは、②の作業までになります。
ワカサギ釣りの道具の中で、アンカーは軽視されがちです。
しかし、書道をするのに、紙・筆・墨・硯・文鎮・・・・などが必要ですよね。
アンカーは、硯や文鎮と同じ。必要なものなのです。当然、その使い方も、必須です。
電動リール・魚探・エレキをお持ちなのに、ボートを留めることができないでは、格好悪いです。
全く釣りになりません。
それに、いいかげんなアンカーで、底を引きずられては、周りの釣り人が迷惑します。
泥を巻き上げて、魚が散ってしまいます。果ては、ボート激突。
そんなことがあっても、お互い気持ちよく楽しみたいから、きつい言葉は避けますが、実は迷惑です。
電動リールの前に、きちんとしたアンカーを持つべきです。
といいつつ、私も電動リールからでしたけど。コマーシャルに踊らされて、格好から入ってしまう。
アンカーについては、あまり宣伝されていないから、必要性に気づくのが遅くなりますなあ。
この記事へのコメント
kei
私も風の強いときにいつも苦労します。アンカーいつも2個持っていますが、フロートボートの狭さでなかなか身動きが取れず、1個しかアンカリングしません、しかしボートが回ってしまい、アンカーロープに仕掛けが絡んだり、ポイントが安定しなかったり12月20日に思い知りました。今色々考えてアンカーの勉強頑張ります。
ぐうたら釣友会会員1
おはようございます。
かつて私も、アンカーについて悩みまくりました。いろいろ試して、今の形に落ち着いています。
ダイワやシマノのインストラクターさんたちが、アンカーとその使い方を、もっと広めてくれたらいいのですが・・・
私のようなぐうたらが、こんな記事を書かなくても・・・
フロートボートの場合、船の長さが極端に短いですから、アンカーロープに仕掛けを絡ませてしまうことが多いです。フロートボートこそ、かっちりしたアンカリングが必要です。
狭くて大変ですが、長いボートのように船首と船尾を行ったり来たりしなくていいではないですか( ´艸`)
きっちりアンカリングして、快適な釣りを(^O^)/
コメント、ありがとうございます。