ヤフオクで、扁平グラスソリッド素材を購入し、4本の穂先を作りました。
○まず、試作してみた穂先。
竹で作っていた胴調子の穂先は、アタリがソフトに出て、合わせやすく、余計なブルブルした振動がありませんでした。
グラスで、それを模して作ってみたわけです。
根元から削って、先っちょまで、なだらかなテーパーをつけています。
このグラス素材で作った結果は、写真の通り。しかも、細かな振動が出ます。
アタリの出方は、鋭敏で、ワカサギがちょっと触れば、ぶるっと震えているように思います。
先端が震えたから、合わせるのですが、合わないことが多いです。
だから使えないかと言われれば、TPOでしょうね。
○試作の反省から、元の方をほとんど削らず、7:3調子に作った穂先。
期待通りでした。使える穂先になっています。
作り終えたときには、硬すぎるので、削り直さないと使えないのではないかと思っていました。
杞憂でした。明確にアタリを表現しますし、アワセやすいです。
余計な振動も、ありません。
○使ってみて、いいなと感じたのが、先調子に作った穂先です。
合わせ遅れが少ないです。
この先っちょだけがくいっと曲がっている形に不自然さを感じ、先調子は作ったことも使ったこともなかったのです。
食わず嫌いでした。使ってみると、ぴっとしたアタリをキッチリのせる爽快感があります。
中ほども元の方も、適度に曲がるようにしましたから、いれぱく時の連掛けにも対応できました。
削り方としては、中ほどと元を全く削っていないわけではなく、7:3調子と同様に削るのですが、先っちょだけは特に薄く削っています。
市販品には、錘を掛けると、真ん中あたりから「く」の字に曲がる穂先があります。ああいうのも食わず嫌いなのですが、作ってみると面白いかも知れません。
えっ?市販品? (-ω-;)ウーン買ってもいいけど、期待外れだったら嫌ですからねえ。これからも絶対買わないかと言えば、そうでもないですけど。
自作して研究すると、その調子の意味や使い方がよく分かります。駄作ができてしまっても、どのように改良するか考えるのが楽しいです。ちょっと削り直せば、とても良くなったりします。面白いですよ。
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